トライクの維持費はどれくらい掛かるのか

トライクの維持費はいくらくらい掛かるのか、トライクの税金、トライクのメンテナンス費用、トライクの車庫証明は必要か不要か

車やバイクを所有される時に、年間でどれくらいの維持費が掛かるのか気になる人も多いのではないでしょうか?

当店でもトライクの購入を検討されているお客様で、維持費についてご質問される方も少なくありません。

基本的には、トライクはバイク(2輪)と同じような考え方で問題ありませんが、少し詳しく解説してみたいと思います。

トライクの維持費は基本的に2輪(バイク)と同じ

車やバイクの車検制度を定めている法律は「道路運送車両法」になります。
この「道路運送車両法」ではトライクは「側車付二輪自動車」と言う扱いです。

そのため、車検の有無や税金などに関しても2輪(バイク)と同様の費用が掛かると言う考えで問題ありません。

具体的には
・法定費用(税金、自賠責保険など)
・車検費用(251㏄以上)
のふたつは必ず掛かる維持費で、そのほかに
・日常のメンテナンス費用(オイル交換など)
・任意保険料
も年間の維持費に入るのではないでしょうか。

ただ、オイル交換やタイヤ交換などにどれくらいの費用を掛けるか、毎月のガソリン代などは、オーナー様の考え方や車両の使い方によって変わってきます。
また、任意保険料については年齢や等級などによって大きく費用が変わってきます。

そのため、日常のメンテナンス費用やガソリン代、任意保険の詳しい金額については、このコラムでは割愛させて頂きます

125㏄超~250㏄以下のトライクの維持費

250㏄以下のトライクの場合、車検がありません。
そのため必ず掛かる維持費としては
・自動車税:3,600円/年
・重量税:4,900円/新規登録時にのみ
・自賠責保険:7,100円/12か月(離島・沖縄県を除く)
となります。

重量税は新規で登録する時だけになりますので、2年目以降は不要です。

この他に掛かるものとしては、オイル交換やタイヤ交換などのメンテナンス・整備費用や毎月のガソリン代、任意保険の保険料などです。

※2023年10月時点

251㏄以上のトライクの維持費

251㏄以上になると、トライクでも車検が必要になります。

そのため、維持費としては
・自動車税:6,000円/年
・重量税:3,800円/継続車検時(2年に一度)
・自賠責保険:8,760円/継続車検時(24か月の場合)
・車検費用(印紙代):1,700円
・車検費用(代行手数料、車検整備費):40,000円~80,000円程度が目安
等が掛かります。

自動車税は毎年の税金ですが、他の費用は2年に一度の車検時にかかる費用です。

補足として、自賠責保険は本土の場合(沖縄・離島以外)、重量税は初年度登録後の経過年数が12年以内の場合であることを付け加えておきます。

また、車検の代行手数料や車検整備費は、ショップによって差がありますし、整備をどこまで依頼するかによって変わってきますので目安としてあります。

このほかにかかる費用は、250㏄以下のトライク同様に、車検時以外のメンテナンス費用や毎月のガソリン代、任意保険料ですね。

※2023年10月時点

トライクに車庫証明は不要だが駐車場所は必要

車を購入する場合には「車庫証明書」が必要になりますが、トライクの場合には車庫証明は不要です。

車庫証明については、「車庫法」という法律で決められているのですが、
「道路運送車両法における自動車」に適用され、「二輪車は除外する」とされています。

そのため、道路運送車両法で「側車付き二輪車」に該当するトライクは、車庫証明が不要と言うことになります。

とはいえ、駐車する場所は確保する必要があります。
もちろん路上駐車などは違反となってしまいますし、ご自宅に駐車するスペースが無い場合は月極駐車場などを借りる必要があるでしょう。
その場合は、駐車場代も維持費に計算しておくと良いと思います。

ここまでトライクの維持費について触れてきましたが、冒頭にお伝えした通り、基本的にはバイクと同じという考えで問題ないでしょう。

何かご不明点があれば、トライク専門店の当店にお気軽にお問合せ下さい。

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